• 舞妓をするMさん

    京都の街を華やかな振袖姿で歩いている舞妓さんは、思わず振り返って見てしまうほどの愛らしさです。しかし、実際にはそのほとんどは観光客が扮しているものだそうで、本物の舞妓さんに会える機会は京都在住の人でも滅多にないとか。

    今回、祇園の舞妓・Mさんにお話を伺わせていただいたのは、じつは非常に貴重なひとときだったのです! わずか15歳でこの世界に飛び込んだというMさんですが迷いはなかったのでしょうか。

    Mさん「テレビのCMで舞妓さんを見てからというもの、ずうっとなりたいなぁ思うとったんどす。両親にも学校の先生にも無理や言われましたが、とりあえず置屋の面接だけでも受けてみよかって。そしたらうかってしまって、まずはご奉公にあがらせてもらうことになったんどす」

    舞妓になるにはまず置屋で住み込みで働き、その間にさまざまな芸事としきたりも身につけなくてはいけません。わずかなお小遣いはもらえますが基本的に無給ですし、結構ハードな毎日にここで挫折してしまう人も多いとか。

    「うちも挫けそうになったりしましたが、芸妓の姐さんに励ましてもろて、続けることができたわぁ思います。舞、唄、三味線はそれまで習ったことはなかったんやけど、はじめてみたら面白くて。今でもお稽古は大好きどす」

    約1年ほどの修行期間を経て「御見世出し」を経て舞妓デビューを果たしたMさん。その初々しさで今では人気舞妓の名を欲しいままにしています。華やかな世界ではありますが、大変なこともあるのでは?

    「そら、たくさんあります。もうやめたいなぁ思ったこともありますが、そんな日に限って楽しいお座敷があったりして、なんとか続けてこられました」

    すっかり流暢な舞妓言葉をマスターしているMさんですが、次の課題として英会話にも取り組んでいるそうです。

    「京都は外国からのお客さんもたくさんいらっしゃいいますので、コミュニケーション大事どす」

    日本が誇る舞妓としてこれからの活躍が期待されます。