• 舞妓になるには

    まずは見習いから
    舞妓になるにはまず置屋の面接を受けて合格しなくてはいけません。少なくとも義務教育を終えている必要があり、15~16歳でスタートする人が多いのですが、20歳で始める人もいます。

    置屋に住み込み「仕込さん」という修行時代を過ごすうちに、長唄、三味線、日本舞踏などお座敷で必要とされる芸事をしっかりと身につけます。先輩芸妓からはさまざまなしきたりを教えてもらいます。

    「御見世出し」というお座敷デビューを果たしたら、晴れて舞妓です。しかし、そこから一人前の芸妓になるにはさらに5~6年かかり、まだまだ勉強は続きます。

    舞妓が学ぶべきこととは
    舞妓の毎日は結構多忙です。昼間はたくさんのお稽古をこなしつつ、夜はお呼びがかかればお座敷もこなさなくてはいけません。お稽古の合間には茶屋や料亭への営業とも言える挨拶回りもします。

    お稽古では、舞、お囃子、長唄、茶道は必須科目になっています。宴に花を添えるには踊れて歌えることはもちろんのこと、おもてなしの心や美しい立ち居振る舞いも必要なのです。

    そのほか、常磐津、小唄、端唄、清本、笛、琴など好きなものを選択して身につけることも推奨されています。最近では継承者が少なくなっているものもあり、日本の芸能の後継者としても期待されているのです。

    一人前として独立する時
    肩上げをした振袖を来ている舞妓は愛らしい存在ですし、最近では京都のマスコットガールとも呼ばれています。しかし、それは期間限定の美でもあるのです。

    舞妓というのは一人前の芸妓になる前の限られた一時期だけのこと
    で、期間としては5~6年というのが一般的です。15~16歳で修行をスタートしたとしたら、20歳の頃には芸妓として独立する流れが一般的です。

    免状について
    舞妓になるのにとくに免状や資格は必要ありません。置屋で一定の修行を積めば誰でもなることができます。しかし、けっして生易しいものではなく途中でやめてしまう人もいます。

    日本の伝統芸能に関するさまざまなお稽古事をしなければいけないので、興味のない人にとっては確かにつらいでしょう。しかし、好きな人にとってはこれ以上充実した毎日はないというような日々を過ごすことができます。

    お稽古に励めば、長唄、日本舞踊などの師範免状を取得することも夢ではありません。かなり高齢になるまで芸妓を続ける人もいますが、なかには引退して師匠として生計を立てる人もいます。