• 和装士の仕事

    和裁士の仕事内容

    kimono (2)和裁士の仕事とは和服を仕立てることです。和裁には洋裁のように洋服ごとに型紙があるわけではありません。反物を直線的に断って組み合わせ、襦袢、羽織、長着、袴、浴衣、振袖などどんなアイテムを作り出してしまう特殊技術なのです。

    この頃では日常的に和装している人はほとんどいません。しかし、夏祭りには浴衣、成人式には振袖と要所要所で和服を着用する若い女性はたえず存在していました。

    また、ある程度の年齢を経た富裕層マダムこそ着物道楽にハマることも多々あり、これからも和裁士の仕事がなくなる日はそう簡単には来ないでしょう。

    一方、最近では労働力の安い海外に拠点を展開する着物メーカーもあります。ネットで格安で購入してミシン目にガッカリしたことがある人もいるかもしれません。やはり、着物には和裁士の手仕事が不可欠なのです。

    和裁士になるには

    和裁士として働くには、着物メーカー、呉服店、和服仕立て所等のスタッフになるのがひとつの方法です。未経験の募集もあるので、働きながら技術を身につけることも可能です。しっかりとスキルを習得した後には、フリーランスとして仕事を請け負うこともできます。

    フリーの場合は身分は安定しませんが、自分の好きな時に作業をできるというメリットがあります。家事や子育てとの両立も比較的容易ですが、反物を広げて断つなどの作業があるので程度広いスペースが必要なので注意が必要です。

    しかし、十分な空間さえあれば、自宅で和装教室を開くことも夢ではありません。最近では和装を習いたい若者も増えていますし、人に教えることが苦でなければチャレンジしてみる価値は十分にあります。

    和裁士に向いている人

    着物はもちろんのこと、日本の伝統文化に深い興味を抱いている人に向いています。行事や季節にふさわしいものを選ぶ審美眼が必要なのです。

    反物そのものに対する知識も相当必要で、式服、普段着、訪問着などそれぞれにふさわしい生地・模様・仕立て方を把握していなくてはいけません。

    また、和裁ではミシンを一切使用しません。一針一針を丁寧に仕上げることができる根気の強い人でなくては、とてもつとまる作業ではないと覚悟した方が賢明です。

    和裁士の年収

    社員の場合は未経験ならば月収15万円程度から、経験豊富ならば60万円以上という求人もあります。アルバイトならば時給1,000円ほどの案件が多いようです。

    一方、個人で受注する場合には振袖1点の仕立て料は約3万5千円からですが、和裁士の腕と着物のグレードによっては10倍、20倍あるいはそれ以上というのもめずらしくありません。

    そのほか、若い女子に人気のミニ丈のニュー着物を扱うネットショップを展開するなど、活躍の場はどんどん増えているといっても過言ではありません。